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marimi日記

マイペースまりみのマイペース日記
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06/14/16:09  友達から聞いたちょっといい話

 

彼は去年
歌舞伎町で酔っ払って
ホストにからまれ
傷害、強盗、恐喝未遂で
逮捕されました。
本人もかなり酔っ払ってたらしく
あまり覚えてないそうですが。

 


そして彼は裁判を待つ間
留置所で生活することになります。

 


お母さんが毎週
面会にきてくれたそうです。

彼の実家は宮崎。
東京まで出てくるだけで
何十万というお金が
かかるでしょう。

9人兄弟である彼の家庭は
それ程裕福なわけではないのに

欠かさずに会いに来てくれたそうです。

そして3週間目の面会の日
その日はお父さんも
仕事の都合をつけて
面会に来てくれるということでした。

 


彼のお父さんはとても厳格な人。
子供の頃から
典型的な九州男児で
間違ったことが
大嫌いな人でした。

そんなお父さんですから

“すごく怒ってるだろうし
 殴られるだろう。
 もしかしら
 もう許してくれないかもしれない”

彼はそう考えていました。

 


しかし面会室に現れた父は
少しも怒っている様子はありませんでした。
そして
涙を浮かべながら

 

「寒くないか?
 毛布持ってきたからな」


そう言ってくれたそうです。

 


彼が父親の涙を見たのは
おじいちゃん
つまり父親のお父さんが
亡くなった時以来
2度目でした。

 


それまで
お母さんに心配をさせたくないと
気丈に振舞っていた彼も
この時はあふれる涙を
止められませんでした。

 


さらにその次の週
その日は
末っ子である
9番目の妹が
お母さんと一緒に
面会にきれくれたそうです。

 


妹は終始
泣きじゃくっていたそうです。

「なんで兄弟なのに
 こんな壁を通して
 しゃべらなきゃいけないの…?」
と。

 

 


…そして迎えた最初の裁判の日

 


検事が彼に求刑したのは
“実刑6年”
という
とても重いものでした。

 


それまで強気だった弁護士も
これを聞いて
急に弱気になってしまいました。

 


もちろん両親は号泣。
彼も号泣しました。

 


それから
お母さんとおばあちゃんは
毎日
死んだおじいちゃんの
仏壇の前でお祈りしたそうです。

 


“悪いことをしたのはわかってるけど
 あまりにも可愛そうすぎる…。
 おじいいちゃん
 あの子を救ってあげてください”

 


彼は毎日眠れない日々を
過ごすようになりました。
それまでどこか心の奥で
大丈夫だろうと
思っていた気持ちも

目の前で判決を受けた後は
不安が頭を離れなったそうです。

 

 

…そして迎えた最後の裁判の日

 

 

彼に出た判決は


『被告人に実刑4年を言い渡す』

 

 

 

 


『…ただし、5年間の猶予を与える』

 


誰も予想しなかった執行猶予。
彼はぎりぎりの所で
刑務所に入らずにすんだのです。

 


この日は12月13日
彼のおじいちゃんの
命日であり
誕生日だったそうです。

 

 

 

 

 

 

 


いっつも人を笑わせている彼が
目にいっぱいに涙を浮かべて


おじいちゃんが助けてくれたのかなぁ。


そう言ってました。

 

 

 

って私ホント感動して
泣きまくったのに
文才無さすぎて
全然伝わらない…(´;ω;`)

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